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人件費のムダをあぶり出す

通勤手当は実際に要する額を払えば良いはず

通勤手当は、何のために払うのでしょうか?

言うまでもなく、通勤に要する費用を払うためです。ということは、実際に要する実費を支給すれば良いのであって、それ以上を払う必要はないはずです。

北見昌朗は人件費の見直しのプロです。中小企業の社員の給与を毎日毎日視ています。

「通勤手当」の欄も、興味深いですね。というのは、各社各様であるからです。

それぞれの会社には歴史があり、過去の経緯があります。通勤手当というものも、過去からの慣例と言うことで、見直されもせず、昔のままで払われているケースが多いものです。

「2キロ以上10キロ未満は4100円」である必要は無し

通勤手当の欄をみますと、よく目にするのは4100円という文字。

なんだかわかりますよね?

国税庁が非課税通勤手当として認めている額のことです。国税庁は「2キロ以上10キロ未満は4100円」と定めています。

しかし、だからといって、会社がこの4100円という額にこだわる必要があるでしょうか?

会社は実費を払えば良いはずです。ということは、2キロの場合は1千数百円で良いはずです。10キロ近いの場合は6000円前後が必要になるはずです。

実際には乗っていないバス代は不要

このほかにも、通勤手当には、実際には乗っていないバス代など、不要なものが数々ありますね。

「チリも積もれば、山となる」といいますが、それは人件費を管理する上で、重要な要点です。

最適な人件費の管理を提案する(株)北見式賃金研究所 北見昌朗